ヘッドライトにウレタンクリア塗装失敗。やり直しと上手く仕上げるアドバイス

こんにちは。

今日は、少し前にサクシードバンを洗車した際、ヘッドライトのクリアコート剥がれが発生していました。

この様に明らかにこれからもボロボロ剥がれていくレベルです。

ヘッドライトも劣化して黄ばみもありましたのでリフレッシュさせることにしました。

作業としてはサンドペーパー800番→1000番→1200番の順にヘッドライトを研磨し劣化したクリアコートと黄ばみを完全に除去しました。

そして最後に市販のウレタンクリア缶スプレーでヘッドライトを塗装しました。

ここで事件発生です。

はじめ捨て吹きをした際、出てくるクリア塗料が水のり!?ってぐらい粘度があるような?ガス圧力なのか?めちゃくちゃ作業のやりにくさを感じました。今までもDIYで様々な塗装をしてきましたがまだまだ腕のヘボさを実感しました。

ただ、もう後戻りできないので「こーゆーものだろう?」と割り切り、綺麗になることを信じて吹いて→乾燥→吹いて→乾燥を数回繰り返してクリア塗装を実施しました。

1週間乾燥し、完全硬化したヘッドライトがこちらです。

写真じゃ分かりにくいですが、解説すると全体的にゆず肌MAX!白く曇り発生!!クリア塗膜内部に気泡が発生!!!笑笑笑

失敗したウレタンクリア塗装

これ以上失敗のしようが無いほどパーフェクトに失敗しました!ひどすぎて笑うしかないですよね笑笑笑

「ヘッドライトのクリア塗装失敗」の教科書があるなら間違いなく表紙を飾れるレベルでしょう!笑

なんせ見た目が汚いのでやり直しですよね。

そして、ここからがこのブログの本題になります。

ちなみに、おそらくこの記事を読んでいただいている方々は、

  • クリアコートが剥げたとか
  • 黄ばみをどうにかしたいとか
  • ウレタンクリア塗装失敗してしまったとか
  • これからウレタンクリア塗装したいとか

きっとそのようなことを考えてる方々でしょう。

不安もあるでしょうが大丈夫です。失敗して、やり直すのも含めて前向きに楽しみましょう!

どうせアウトになるなら見逃し三振より、空振り三振です!!笑笑

この様な失敗があるからこの記事ができて皆さんに読んでいただけるのですから、、失敗に感謝です(笑)

話しが脱線しましたが、とりあえずヘッドライトをマスキングテープで養生して失敗したウレタンクリア塗装をサンドペーパーで剥がしていきます。

ウレタンクリア塗装の塗膜はかなりハードで厚いので通常だと600番ぐらいからですが、時間がめちゃくちゃかかるので200番程度のかなり粗い番手でとりあえずガリガリ削りとりました。なんだか迷彩柄みたいになりました。笑

左側のヘッドライト削り

右側のヘッドライト削り

ヘッドライトのウレタンクリアを全て削れれば良いですが、ヘッドライトのヒビ割れなども怖いので、全体的に削ったらクリア塗膜内部にある気泡や白く曇りが発生している箇所を丁寧にけずります。ウレタンクリア塗装が残っていてもレタン塗装の上からウレタン塗装を塗っても問題ないので、全てのクリア塗膜を落とす必要はありません。曇りや気泡がなくなれば再塗装で問題なく綺麗になります。

あとは、200番→400番→600番→800番→1000番→1200番と細かくして作業しました。

そして1200番まで磨いたヘッドライトがこちらです。

左側のヘッドライト

右側のヘッドライト

ヘッドライト表面は傷まみれで白ボケしてますが、水をかけたら透き通りますね。水をかけることでクリア塗装の完成イメージを仮で確認できます。

あとは、またマスキングテープ&飛散防止シートでヘッドライトを養生していよいよ塗装です。

一応ウレタンクリアスプレーの注意書きには、「15℃〜30℃の環境で使用して下さい」と記載してましたが、当日は真夏のお昼!外気温39℃・・・良い子は真似しないでね。

1回目は薄く全体的に捨て吹きを行いました。

左側のヘッドライト1回目塗装

右側のヘッドライト1回目塗装

前回使用したウレタンクリアスプレーは使いにくかったので今回は違う商品を使いましたがめちゃくちゃ使いやすい。最初の感覚で上手くいく気満々です。笑

10分程度乾燥させたら2回目は全体的に厚めに塗装しました。この時点でかなり綺麗です。

左側のヘッドライト2回目塗装

右側のヘッドライト2回目塗装

再度10分程度乾燥させ3回目を塗装しました。

左側のヘッドライト3回目塗装

右側のヘッドライト3回目塗装

後は30分程度乾燥させ養生を剥がして完了です。乾燥時間は30分程度で完全硬化が24時間と記載してましたが念の為3日間ぐらいは雨降らないように一応天気予報で確認したほうが良いですね。ちなみに心配していた灼熱の外気温禍でも大丈夫でした。

そして私みたいにDIYでヘッドライトへウレタンクリア塗装しようと思っている方々へ、失敗しないために2点アドバイスいたします。

ウレタンクリア塗装挑戦する方々へ

まず1つめは、ウレタンクリアスプレーの商品選びはめちゃくちゃ重要です。

失敗したウレタンクリアスプレー(商品、メーカーは伏せますが)はまぢで使いにくかったですし、ホント塗料の出方や吐出圧力調整が難しいというか、、今まで作業してきたスプレー塗装の中ではホント意味のない塗装でした。

値段もそれなりに高い商品でしたが、失敗するなら買わないほうがいいですよね。まぁ、私のウデが悪いのが最大の原因かもしれませんが笑

そんな中、今回使ったのがホルツタフウレタンヘットライトです。

ホント、塗料の出方が均一でミストが細かく、握った時の圧力調整が必要ないので素人でもかなり扱いやすいと思います。ヘッドライト専用と言うことでポリカーボネート樹脂に安心して使用できることや、綺麗し仕上げるための説明書も付属しています。私みたいに失敗してやり直すこと考えると、よく分からない商品使うよりコレをおすすめします。

アドバイス2つめは、実際塗装するとき塗料の出方を理解してから作業してほしいです。

今回使用したスプレーを観察してみたんですがスプレー塗装を吹く際、上から見ると割と直線的に見えるんです。

しかし、横からみると上下に吹き出していました。

最後塗料が余ったので吹き出している写真です。分かりにくいんですが上下に拡散されているのがわかります。

なので、塗り方としては、この様に横に塗るのが基本です。

塗りムラや白濁など周りと違う現象が起きるということは、スプレーの距離や、握る力、移動速度など何かしら違うことが起きているわけですから、できる範囲で良いので動き方も統一しましょう。

まぁ、私も昔そのことを知らずに、適当に塗って何度も失敗しました。素人が塗りムラ、液ダレで失敗する原因は、この吹き出し時の拡散を知らずに縦方向へ塗ったり、円を描くような塗装の仕方をしてしまうパターンがほとんどだと思います。

なんせ、ヘッドライトは汚いと光量不足で夜間の運転が危なくなるので危険です。

そして、ヘッドライトがクリアで輝いているだけで古い車でもイメージがガラリと変わりますので運転も楽しくなります。

ぜひ失敗を恐れずに試してみてほしいです。

最後に、ウレタンクリア塗装したヘッドライトを鏡面仕上げにしましたので、良かったら以下の記事も参考にしてみて下さい。

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